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【世田谷神経内科病院クリスマスキャロリング】

 

ルーツの冬のイベントの中で、忘れてはいけないものに、キャロリングがある。

“キャロリング”とは、クリスマスの夜にキャロルを歌って回ることだそうだ。

12月5日、ルーツゴスペルクラスのメンバー20名と共に、私は初めてそこに行かせていただき、病室のある4フロアーを回ることになった。しんと静かな空気の中を[きよしこの夜]のおごそかな旋律が流れ、その場所がまるで教会の礼拝に訪れたかの様に錯覚してしまう。

しかし、一歩病室に入った私はうろたえてしまった。 

およそ、目も自力で開けられず、呼吸 さえも機械によらなければならない方々を前に、歌う。

私は感情を揺さぶられていた。

ゴスペル講師の水帆先生に、なぜ病院の慰問を始めたのかを伺った。
きっかけは、病院から「ゴスペルを歌ってほしい」とご依頼をいただいたことだが、この病院は主にALS など筋肉が動かなくなってゆくタイプの患者様が多くおられ、水帆先生のお母様もALS であったというご縁から、2006年からの10年間続けているという。
どんな想いで続けているのかと聞くと、一言ずつ考える様に答えてくれた。

~『慰問』とか、おこがましいの。歌なんて聞きたくないかもしれない、へたくそな歌を聞かされて迷惑かもしれない。見たくなければ目をつぶればいいけど、聞きたくなくても耳を閉ざすことが自分でできない方々の前で歌うということが、どういうことなのか。 ルーツのメンバーもここへ来て歌うと、普段のイベントで歌うのとは全然違う。 見た目や、感情をこめて歌っているフリをしても、彼らの前ではすべてがバレてしまっています。それを説明し なくても肌で感じるんだと思う。奥の深い所にある気持ちが声にのるんでしょうね。それこそが『歌の本質』なんじゃないかな。 私たちは毎年そこで歌わせていただくことで、患者様からいろいろなものを『いただいて』帰ってくるんです。 それでも看護師の方が「患者様はずっとベッドの上だし、イベントを待ちどうしく思っているんです。」
とおっしゃってくださって、毎年ご依頼いただいてます。~

 

 歌わせていただく。 私は本当に大切な想いをいただいて、帰路についたのでした。       

 

 及川ひろこ

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